国産きくらげの生産・通信販売の緑工房|菌床から純国産で栽培

純国産きくらげ通販 緑工房 鳥取県で菌床から栽培

全国に3%しかない純国産のきくらげ 食の安全にこだわるリンガーハットに選ばれているきくらげです

緑工房の緑日報

きくらげ栽培キットヒストリー ~ version1誕生!2018年編 国産きくらげをもっと日本の食卓へ大作戦!

きくらげ栽培キットversion1誕生
こんにちは!緑工房通販担当の谷野です。いつもお客様との電話やメールなどの対応をメインの業務としています。緑工房は鳥取県にある小さなきくらげの生産・販売をしている会社です。代表の河村を中心に少人数ではありますが、丁寧にお客様とのやり取りを大切に日々の業務を行っています。この度、代表の河村とともにきくらげ栽培キットversion3開発にあたり、今までを振り返る機会がありましたのでこちらの記事にまとめてみました。

2017年から変わらないのは「国産きくらげをもっと日本の食卓に!」の想いです。ですが、なかなかまっすぐで平坦ではない道のりでした。そんな私たちの栽培キットの歴史、ぜひご覧ください。

2018年きくらげ栽培キットversion1誕生

全国流通のわずか3%..国産きくらげの希少性を知る

2017年12月。「鳥取のきくらげを全国に販売しよう」という代表・河村の想いから、「純国産きくらげの緑工房」のインターネット通販サイトはスタートしました。
今までは法人(リンガーハット)に向けてしか販売していなかった国産きくらげを個人のお客さまに販売するのは初めてのこと。
当時は今ほどきくらげという食材も注目を集めておらず、どのように販売していこうかなと頭を抱えました。

入社ほやほやでインターネット販売の担当になったわたし。まずはきくらげの成り立ちから勉強しました。きのこの図鑑を読んだり、きくらげハウスの中をのぞいたり、鳥取県内のきのこセンターを訪問して話を聞いたり。
国産のきくらげは6%程度しか流通しておらず、さらに菌床ブロックまでも国産の材料を使っている「純国産」のきくらげは全流通量の3%にも満たない、ということがわかったとき、その希少価値に驚いたものです。

我が子でさえ知らない..きくらげの認知度の低さ

サイトを作っていく段階では、インターネットできくらげを販売している他社様のサイトを見たり、パッケージを研究したり。そもそもきくらげって中国産じゃないの、国産のきくらげなんてあるの?価格はいくら?
という知識レベルで、自分の子どもたちに「今度お母さんきくらげ販売するんだよ」と言っても「え? キクラゲ? なにそれ、くらげ??」という反応……。それもそのはず、家庭できくらげなんて使ったこともなかったし、
一般家庭で使うものなのかすら分からなかったのですから。

2018年1月緑工房インターネット通販サイトオープン

2018年1月に、インターネット通販サイト「純国産きくらげの緑工房」が無事オープン。最初はどうやってこの国産きくらげの魅力を伝えようかと試行錯誤の日々でした。まったく売れない月が続き、時ばかりが過ぎていく。
知り合いに頭を下げて買ってもらう日々で、悔しくて涙が出たこともありました。
本当は世の中の人たちは、きくらげなんて必要としていないんじゃないのかな。そんなふうに弱気になったり、不安になった夜も幾度となくありました。

そんな中、きくらげを生産しているハウスで収穫作業をしていたときにふと思いました。ぷりぷりでかわいいきくらげたちが菌床ブロックからにょきにょき生えている姿はとてもかわいらしく、たくさんの人たちにおいしく食べてもらってね、という想いで1つ1つ収穫をしています。


その姿を見た代表の河村が言いました。
「原木しいたけって家庭で栽培できるよね? てことは、きくらげもできるんじゃないか」

確かに!!!それまでは収穫したきくらげを販売することばかり考えていましたが、「きくらげ栽培をしてもらう」そんな体験をしてもらう、その手がありました!

その一言から、「きくらげ栽培キット」の開発はスタートしました。

初めてのクラウドファンディングに挑戦

さて、どうやってこの「きくらげ栽培キット」を売っていこうか。おりしも季節は夏。きくらげも一番すくすく育つ季節です。
大人も子どもも楽しめるように、たくさんの人に知ってもらうにはどうする……。
そうだ、自由研究だ! 自由研究なら子どもたちが自主的に栽培をしてくれるし、親御さんたちも見てくれるだろう。そして、その取り組みを知ってもらうには……今ブームのクラウドファンディングがいい。そう思いました。

そこからはきくらげ栽培に一直線。子どもといっしょに10個ほどのきくらげ菌床を家中のいたるところに配置して、いろいろな条件下で育ててみました。湿気が多すぎるとカビが生える、水を与えていないと乾燥する、など、いろいろなことが分かりました。


それと同時にクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げ、支援者を一生懸命募りました。
このクラウドファンディングはおかげさまで220名もの方に支援をしていただき、たくさんの人に購入していただくきっかけとなりました。

多数のお問い合わせと育たないお客様続出

しかし……。
2018年夏。覚えていらっしゃるでしょうか。
そう、歴史的な猛暑に見舞われた夏でした。
連日35℃以上の気温の中、暑さに弱いきくらげたちは、みなさんのご家庭でなかなかにょきにょきとは育ってくれなかったのです……。

当然、「写真みたいに育たない」「にょきにょきなんて生えてこない」と、たくさんのお声をいただき、育て方のハウトゥーを書き換えたり、育たなかったお客さまには再度菌床ブロックをお送りしたりしているうちに、
気づけばきくらげもゆっくりと育つ秋になっていました。
2018年の夏にお客さまや支援者の方に育てていただいたきくらげ栽培キットは、500個にも上っていました。

せっかくこんなにたくさんの方に育てていただいたのに、満足する結果を得られなかったお客さまも多い……
来年はもっとたくさんの人に家できくらげを育てて食べていただく体験をしてもらおう、と決意したのです。

続く…
▶きくらげ栽培キットヒストリー ~ version2誕生!2019年編 きくらげおしゃれ大作戦栽培ポットの開発!

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