きくらげってなぁに?
きくらげは きのこだよ。
「きくらげ」という なまえと たべたとき・かんだときが「くらげ」に にているから よく海藻(かいそう)とまちがわれるけれど きくらげは もりのなかで そだつんだよ。
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きのこは 菌類(きんるい)のなかまで たとえば パンをつくるときに かかせない「イースト菌(きん)」や おみそしる ヨーグルトなども おなじ「なかま」なんだよ。
どうやってそだつの?
きくらげは いろんなたおれた木や かれ木 きりかぶ など しめったところが だいすき。
そんな場所(ばしょ)に しぜんに はっせいするんだよ。
そのほかには「菌床(きんしょう)」という きくらげの菌(きん)と きくらげの菌(きん)がたべる 栄養(えいよう)が いっしょにうえてある きくらげにとって「おふとん」や「ベッド」のようなものでも そだつんだよ。
菌床(きんしょう)ってなぁに?
菌床(きんしょう)とは、オガ粉という のこぎりで木をきったとき ひきちぎられてできる 木の粉(こな)に 「ふすま」や「こめぬか」などの栄養(えいよう)をまぜて、培養(ばいよう)した きのこの培地(ばいち)で、きくらげがたべてそだつ 栄養(えいよう)のはいっている 「おふとん」や「ベッド」のようなものだよ。
どんなふうにおおきくなるの?
菌床(きんしょう)では だいたい 2しゅうかんくらいで たべられるおおきさになるよ。
6月〜7月の梅雨(つゆ)のころは きおんや しつどが きくらげにとって とてもいい季節(きせつ)なので 1しゅうかんから 10にちくらいで おおきくなるよ。
なつやすみの自由研究(じゆうけんきゅう)で「きくらげ」を育てよう!
しろいほわほわはなんだろう?
きくらげのひょうめんや つけねなどに しろくて”ほわほわ”したものがついていることがあります。
これは きくらげからでている「胞子(ほうし)」だよ。
「胞子(ほうし)」は きくらげが じぶんの子孫(しそん)を のこすために 放出(ほうしゅつ)する 菌(きん)のたねです。
この「胞子(ほうし)」から「菌糸(きんし)」とよばれる”糸”のようなものが 成長(せいちょう)していくんだよ。
「菌糸(きんし)」と「菌糸(きんし)」がつながって なにかの刺激(しげき)をうけると きくらげ(きのこ)の もとである「原基(げんき)」をつくります。
たとえば カミナリが どど~んと なったあと きのこがたくさん発生(はっせい)するのも ピンチをかんじたきのこが 子孫(しそん)をのこすために あわてて きのこをつくろうとする という説(せつ)もあるんだよ。
きくらげの旬(しゅん)はいつ?
きくらげがそだつ ちょうどいい気温(きおん)は25℃〜30℃で、旬(しゅん)とよばれる そだつために いちばんいいきせつは、6がつ〜9がつの あついあつ〜い 夏(なつ)のじきです。ちょうど、なつやすみの自由研究(じゆうけんきゅう)に ぴったりだね!
しゅうかくするタイミングはいつだろう?
菌床(きんしょう)でそだつきくらげは、自然(しぜん)にそだつきくらげよりも、成長(せいちょう)がはやいので、大きくなりすぎないうちに、収穫(しゅうかく)しましょう。
ちょうどいいおおきさは、みんなのてのひらにおさまる おおきさが、収穫(しゅうかく)するタイミングだよ。また、ちいさくてもきくらげのまわりが、ひらひら・うねうねしていたら、収穫(しゅうかく)するタイミングだよ。
しゅうかくのしかた
※おうちのひとと いっしょに収穫(しゅうかく)してね!
きくらげと 菌床(きんしょう)がつながっている「ねもと」が よくみえるように きくらげをやさしく ひっぱってのばして カッターナイフや はさみをつかって きりおとしましょう。1どに だいたい50g〜100gくらいとれるよ!
きりおとしたきくらげの 切り口(きりくち)は しろくなっているのがふつうだよ。ねもとを 2〜3ミリのこすように きりおとすようにしようね。
じょうずにそだてたら、きりおとしたおなじところから またあたらしいきくらげが はえてくるよ。
かんそうさせてみよう
収穫したきくらげを きれいにあらって よくはれたひに 天日干し(てんぴぼし)で 乾燥(かんそう)させてみよう。
※天日干し(てんぴぼし)とは おひさまのしたで かわかすやりかただよ。
鳥(とり)などに とられないように 干し野菜(ほしやさい)ようなどのネットにいれて ほすのがオススメ。
自然乾燥(しぜんかんそう)は カビがはえやすいので 天気予報(てんきよほう)などをみて いいてんきがつづくときをえらんで 天日干し(てんぴぼし)にしようね。
なんにちかつづけて 乾燥(かんそう)させるときには 夜(よる)は かならず おうちのなかへ しまおうね。
かんそうするとどんなふうになるの?
きくらげが 乾燥(かんそう)してくると きくらげのまわりの ひらひらしたところが くるくると まいてくるよ。
さわってみて カサカサ と音(おと)がするようになってきたら 乾燥(かんそう)してきているよ。
しっかり 完全(かんぜん)に 水分(すいぶん)がなくなるまで 乾燥(かんそう)させようね。完全(かんぜん)に かわいていないと カビがはえる 原因(げんいん)になるよ。
かんそうさせたらなぜよいの?
きのこは 日光(にっこう)・紫外線(しがいせん)にあてると ビタミンDが ふえるんだよ。
じつは ヒトのからだも 日光(にっこう)をあびると からだのなかで ビタミンDがつくられるんだよ。
ビタミンDは たべたものからの カルシウムの吸収(きゅうしゅう)を よくさせ 骨(ほね)や 歯(は)を じょうぶにしてくれるのを たすけてくれるんだよ。
きくらげも きのこだから 乾燥(かんそう)させたら ビタミンDが ふえるんだよ!
みんな 元気(げんき)に健康(けんこう)な からだになるために じぶんでそだてた きくらげをたべて もっとおおきくなろう!