このブログは、エキスパート向けきくらげ栽培キットの栽培方法ブログです。
育てる環境を整えよう
用意するもの
きくらげ栽培をするために、必要なものが揃っているか?確認してください。
養生テープ、割り箸、受け皿、カッター、霧吹き、苗ドーム(ビニール袋でも可)、ステーキナイフ(収穫の際に必要です)
栽培場所を決める
きくらげは、直射日光が苦手で湿度が高いところが大好きです。
乾燥しやすい場所は避けて、水やりをした後に湿度が確保できるような場所で栽培をしてください。
■室内の場合
お風呂、リビング、キッチン、玄関 がオススメ
■室外の場合
ベランダ、木陰、軒下、小屋 がオススメ
栽培方法
1. 栽培ブロックの空気を抜き上部をテープで止める
栽培ブロックの袋の中に溜まった空気を、白いフィルターから押し出すようにしっかりと空気を抜きます。空気が抜けたら、袋を丸めて水に強いテープで、上部を止めます。
2. 切り込みを入れる
栽培ブロックを横にしたら、上下2cmずつ残して約5mmほどの深さの切り込みをカッターで入れていきます。
切り込みの位置は、真ん中・右・左の合計3つ入れてください。
3. 栽培スタート
栽培ブロックが乗るサイズの受け皿を用意し、上に割りばしを並べます。
割りばしの上に栽培ブロックを乗せたら、湿度を保つための苗ドーム(またはビニール袋)を上から被せて栽培スタートです!
4. 水やり
栽培ブロックの切れ目に沿って、霧吹き(または水道水・シャワー)などで水をあげます。
1日2〜3回、8時間おきくらいを目安に水やりをしてください。
5.きくらげの成長
■5の1 発芽(赤ちゃん芽の登場)
約2〜3週間で、切れ込みを入れたところから小さなきくらげの赤ちゃん芽(原基)が顔を出します。
発芽したきくらげの芽は酸素不足になりやすいので、1日約30分〜1時間を目安に外しておき、自然の空気を吸わせてください。
■5の2 きくらげの芽が少しずつカサの形になって行きます
■5の3 さらに丸く大きくなっていきます
■5の4 きくらげの表面が波を打ち、収穫できるきくらげになります
6. 収穫
栽培スタートから約1〜3ヶ月で1回目の収穫が可能です。きくらげの表面が波打ったらステーキナイフで収穫をします。まだ収穫できないきくらげは、収穫できるようになるまで引き続き育てます。
7. 再度栽培スタート
きくらげの赤ちゃん芽(原基)を発生させるところからスタートです。
収穫前と同様に水やりをしてください。次の芽が生えるまで約2〜4週間かかります。
8. 2回目の収穫&休養
2回目のきくらげが収穫できたら、残していた2mmの根元も残さずカットします。
次のきくらげが生える栄養を残しておくために、代償拘らず全て削ぎ取ってください。次の根が生えてくるまで時間はかかりますが、元気なきくらげが生えてきやすくなります。
休養中も栽培している時と同様に霧吹きで水やりをします。
9. 3回目に挑戦!
2回目のきくらげを収穫後、7に戻って栽培を繰り返してみてください。
栽培ブロックに栄養と余力があれば、きくらげを少しだけ収穫することができます。
きくらげが生えてこなくなった菌床の活用方法
栽培ブロックの中身はおが粉や木屑を中心にできており、畑や観葉植物の土に混ぜたりカブトムシの培地として使えます◎
材料は全て国産で、余計なものを一切入れていないので安心してお使いいただけます。
エキスパート向けきくらげ栽培キット
緑工房のエキスパート向けきくらげ栽培キットは、きくらげが生えていないまっさらな状態の栽培ブロックをお届けします。
収穫までにかかる時期は、夏(5月〜8月)は約1~2ヶ月、秋(9月〜11月)は約3ヶ月です◎
エキスパート向けきくらげ栽培キットは、きくらげ栽培経験者または普段から野菜栽培などをしている栽培経験値の高い方のみご購入いただけます。
きくらげ栽培が初めての方は、きくらげの赤ちゃん芽が生えた状態でお届けする「初めての方向けきくらげ栽培キット」をぜひご検討ください!
株式会社緑工房の代表取締役。きくらげ栽培・販売に携わって10年目。
自社工場で菌床からつくる完全国産自家栽培のきくらげを、きのこ研究施設・日本きのこセンター 菌蕈研究所とタッグを組んで生産しています。
まだまだマイナーなきくらげを皆さんの生活に浸透させるため、商品開発も行なっています。
また、きくらげ栽培のプロとして、これからきくらげ栽培を始めたいと思っている方のご相談・ハウス見学もさせていただいています